
お店を探すとき、みなさんは何を使っていますか?
私はGoogleで検索一択です。なぜならInstagramをやっていないから(苦笑)気になるお店を見つけたあと、Googleマップで場所を確認して、公式サイトや口コミを見ることもあります。
2025年に20〜50代550人を対象に行われた調査では、店舗を探す際に利用する手段として「Googleマップ」と「Google検索」がともに60.2%、口コミサイトが58.0%、SNSが26.7%という結果でした※1。
また、Googleマップで見つけた店舗に、過去1年以内に実際に行ったことがある人は64.5%もいるんです※1。※首都圏を対象とした調査です。
飲食店を対象とした別の調査だと、友人や家族と行くカジュアルなお店探しで「Instagram」52.5%、「Google検索」49.2%、「Googleマップ」48.2%。GoogleかInstagramか、どちらか一方というより、複数の手段がお店探しに使われていることがわかります※2。
Instagramで知ったお店をGoogleマップで調べ、場所や営業時間、口コミを確認する。Googleマップで見つけたお店をInstagramで検索して、料理や店内の雰囲気を見る。
といった具合に実際、お店探しはひとつのサービスだけで完結するとは限りません。
私自身も、普段からお店やイベントを紹介する記事を書き、Googleローカルガイド レベル6として写真や口コミを投稿しています。以前はイベント関連のWebポータルサイトを運営する会社で仕事していた経験もあり、現在も中小企業のWebコンテンツ管理やGoogleビジネスプロフィールの整備に携わっています。
お店側が伝えたいことと、探している人が知りたいこと。その両方を見る機会が多いからこそ、Googleビジネスプロフィールは「登録してあるから大丈夫」とは言い切れないと感じています。
Googleマップにお店が表示されていても、営業時間が古い、写真が何年も前のまま、口コミへの返信が止まっているなど、公式サイトとの情報がずれていることも結構あるんですよね(汗)
この記事では、「Googleマップで上位表示するには?」という話だけでなく、お客さんから見たときに必要な情報がきちんと伝わっているかという視点から、よくある困りごとと見直したいポイントをまとめました。
「登録してから、そういえばほとんど触っていないかも」という方は、この機会に一度確認してみてくださいね!
※1 株式会社ニュートラルワークス調べ「店舗探しの際の検索行動に関する調査」(2025年5月、首都圏20〜50代男女550名)
※2 COLLINS株式会社調べ「飲食店の選び方についてのアンケート」(調査期間:2024年11月25日〜2025年1月31日、全国10〜70代男女300名)
Googleビジネスプロフィール、こんな状態になっていませんか?

まずは、今の状態をチェックしてみましょう~!
- 登録してから、ほとんど触っていない
- 営業時間や定休日が今の情報か自信がない
- 写真をしばらく追加していない
- 口コミはあるけれど、ほとんど返信していない
- GoogleマップからWebサイトへ誘導できているかわからない
- 店名以外で検索したときに表示されるのかわからない
- どんな検索で見つけられているのか知らない
- 誰のGoogleアカウントで管理しているかわからない
- 設定項目をきちんと確認したことがない
- Googleマップからどれくらい行動につながっているのかわからない
ひとつでも心当たりがあれば、見直す余地がありますよ!
確認したいのは、単に「登録できているか」ではなく、今のお店や事業と、Googleに表示されている情報が合っているかです。
Googleビジネスプロフィールは「登録して終わり」ではない
Googleビジネスプロフィールは、Google検索やGoogleマップに表示される、お店や事業者の情報です。
ご存知の通り、営業時間、住所、電話番号のほか、写真、サービス内容、口コミ、Webサイトへのリンクなども表示されます。
Googleは、ビジネス情報をできるだけ詳しく、正確で最新の状態にしておくことを推奨しています。ローカル検索結果は主に「関連性」「距離」「知名度」などをもとに決まっていて、情報を充実させることでGoogleにもビジネスの内容が伝わりやすくなります。
ただし、整える相手はGoogleだけではありません。
飲食店なら、「どんなメニューがある?」「ひとりでも入りやすい?」「子ども連れでも大丈夫?」とか。
工務店なら、「どんな家を建てている?」「誰が対応してくれる?」「相談しやすそう?」とか。
園芸ショップなら、「どんな植物がメイン?」「店内はどんな雰囲気?」「駐車場はどこ?」など。
プロフィールを見る人(私もです)は、こうした情報を手がかりに次の行動を決めています。
Googleビジネスプロフィールは、単なる店舗情報ではなく、お店や事業の第一印象をつくる場所のひとつでもあるんです。
実際にお店を探す側から見ると、営業時間がわからない、写真が少ない、連絡先が見つからないといった小さな不足でも、来店前の不安につながります。

困りごと① Google検索やGoogleマップでうまく見つからない
「店名なら出てくるけれど、『地域名+業種』ではほとんど出てこない……」
「Googleマップに登録したはずなのに、見つけにくい」
これ、実はよくある相談のひとつなんですよね。
まず確認したいのは、プロフィール自体に表示上の問題があるのか、表示はされているものの希望する検索では見つかりにくいのかという点。
Googleはローカル検索結果について、「関連性」「距離」「知名度」を主な要素として挙げています。検索した人との距離だけで順位が決まるわけではありません。
なので、いきなり「順位を上げる方法」を探すより、まず店名、カテゴリ、住所、営業時間、電話番号、Webサイト、サービス内容などの基本情報を確認します。
どうでしょう?プロフィールだけを見た人にも、「ここは何のお店なのか」が伝わる状態になっていますか?
困りごと② 営業時間や住所を変更したのに反映されない
「営業時間を変更したのに、Googleでは前の時間のまま」ということが、まままああります(汗)。
Googleビジネスプロフィールの編集内容は、変更した瞬間に必ず公開されるわけではありません。
オーナー確認済みのプロフィールでも編集内容が審査される場合があって、Googleによると通常は最長10分ほど、場合によっては最長30日ほどかかることがあります。
変更した情報が反映されない場合は、編集内容が保存されているか、審査中になっていないか、まず状態を確認しましょう。
特に営業時間や休業日は、来店に直結する情報です。
「営業していると思って行ったら閉まっていた」という状況は避けたい(これ、本当にがっかりします(涙))ので、変更があったときはGoogleでの表示まで確認しておくと安心です。
困りごと③ 営業時間や情報が勝手に変わっている
反対に、
「自分では変更していないのに営業時間が違う」
「店名の表記がいつの間にか変わっている」
というケースもあることをご存知でしょうか。
Googleでの情報は、実はオーナーが入力した内容だけで構成されているわけではないんです。ユーザーから寄せられた情報や、Googleが取得した情報をもとに更新されることがあります。
なので、一度設定したプロフィールをそのままにしておくのではなく、たまに実際の検索画面から確認してみることも必要です。
私もWebコンテンツを管理するときは、管理画面だけでなく必ず「公開された状態」を見るようにしています。
店名で検索し、お客さんと同じ画面から営業時間、住所、電話番号、カテゴリなどを確認してみると、意外と抜け漏れに気づくことがあります。
困りごと④ 口コミはあるけれど、どう対応すればいいかわからない

「口コミには全部返信したほうがいい?」
「低評価にはどう返せばいい?」
口コミまわりも迷いやすいところですよね。
Googleは、口コミへの有用で前向きな返信によって、ユーザーの意見を尊重していることを示せると案内しています。
ここで意識したいのは、返信を読むのは投稿した本人だけではないということ。
私はGoogleローカルガイド(現在レベル6)として口コミを書くこともありますが、お店を選ぶときには、ほかの人の口コミだけでなく店舗側の返信も見ています。
丁寧な返信があれば、「きちんとお客さんと向き合っているお店なんだな」と感じます。一方で、低評価に感情的に反論していたり、放置されていると、口コミそのものより返信のほうが気になること……。
口コミへの返信は、投稿者への返事であると同時に、これから利用する人へのメッセージでもあります。
まずは利用してくれたことへの感謝を、短くてもきちんと伝えるところから始めてみるとよいかと思います。
私がWebコンテンツ管理に携わっている個人工務店でも、Googleの口コミ対応で困ったことがありました。
投稿された口コミの中に、工務店側が把握している事実とは異なる内容が含まれていたため、Googleに削除を申請したことがあります。ですが、結果的にその口コミは削除されませんでした。
Googleの口コミは、店舗や事業者側が「事実と違う」と判断しただけで自由に削除できるものではありません。削除を申請しても、当然ながらそのまま掲載される場合があります。
実際の運用に関わってみると、口コミへの対応は「問題のある口コミを削除してもらえば解決」というほど単純ではないと感じます。
もちろん、Googleのポリシーに違反していると思われる口コミであれば報告することはできます。ただし、削除されるかどうかとは別の話です。
だからこそ、削除だけに頼るのではなく、必要に応じて事実関係が伝わるよう冷静に返信し、その口コミをあとから読む人にも状況がわかるようにしておくことが重要だと感じています。
Googleビジネスプロフィールには、口コミ以外にも「ユーザーが投稿した写真」「継続して管理する手間」など、運用して初めて気づく注意点があります。

困りごと⑤ 口コミを増やしたいけれど、どうお願いすればいい?

口コミを増やしたい。でも、こちらから頼むのはちょっと言いづらいな……。
そんな方もいるのではないでしょうか。
Googleビジネスプロフィールでは、口コミ投稿用のリンクやQRコードを作成できます。お礼のメールに入れたり、店頭にQRコードを置いたりして、投稿しやすい導線をつくることができるんです!
口コミは「集める」というより、書きたいと思った人が迷わず投稿できる状態を用意するくらいに考えると自然です。
たとえば会計時に、「もしよろしければ、ご感想をGoogleにいただけるとうれしいです」とひとこと伝え、すぐアクセスできるQRコードを案内する。(実際に経験ありませんか?)
それだけでも十分です。
ちなみに、口コミを書いてもらう代わりに割引やプレゼントを提供するのはNG。Googleでは、口コミの投稿や変更などと引き換えに特典を提供する行為を禁止しています。
よい体験があり、その延長で口コミにつながる。その流れをつくることが基本です。
困りごと⑥ 写真は載せているけれど、何を載せればいいかわからない
Googleビジネスプロフィールの写真というと、「きれいな写真を載せればいい」と考えがちです。
もちろん見栄えも大切!でもそれ以上に意識したいのが、初めて行く人にとって知りたいことが写っているかという視点です。
普段、お店やイベントの記事を書いていると、「撮りたい写真」と「読者が知りたい写真」は必ずしも同じではないと感じます。
料理のアップも見たいけれど、初めてのお店なら外観も知りたい。
おしゃれな店内写真も魅力的ですが、席や駐車場がわかる写真のほうが役立つ場面もあります。
飲食店なら、外観、入口、店内、席、料理、メニュー。植物店なら、売り場、植物、鉢、外観。工務店なら、施工事例だけでなく、スタッフ、現場、相談スペースなども、その会社を知る手がかりになります。
Googleも、外観や商品、サービスなどの写真を掲載することを案内しています。
写真を選ぶときは、「何を見せたいか」だけでなく、「初めての人は何がわかると安心するか」まで考えてみると、プロフィールの伝わり方が変わってきますよ!
困りごと⑦ そもそも何を設定すればいいかわからない
Googleビジネスプロフィールには、店名や住所、電話番号以外にもたくさんの設定項目があります。
最初から全部を完璧にする必要はありません。まずは次の項目を確認してみましょう。
- 店名
- カテゴリ
- 住所
- 営業時間
- 電話番号
- Webサイト
- サービス内容
- 写真
- ビジネスの説明
「店名と住所を入れただけ」という状態なら、まだまだ伝えられる情報が残っています。
また、ホームページやSNSがあるなら、Googleビジネスプロフィールだけで完結させる必要もありません。
Googleマップで知ってもらい、詳しい情報はWebサイトへ。日々の様子や雰囲気はInstagramへ。
それぞれの役割を分けつつ、どこを見ても情報が食い違わない状態にしておくことが重要です。
困りごと⑧ 誰が管理しているGoogleアカウントかわからない
「以前の担当者が登録していた」
「ホームページ制作会社に任せたままになっている」
「何年も前なので、どのGoogleアカウントで作ったかわからない」
みたいなケースもありますよね。
中小企業のWeb管理やGoogleビジネスプロフィールの整備をしていると、「プロフィールはあるのに誰が管理しているかわからない」という状態は珍しくありません(苦笑)
今は困っていなくても、営業時間を変更する、写真を追加する、口コミに返信するといった場面で管理できないと困りますよね。
別のユーザーがプロフィールを所有している場合は、現在のオーナーへ権限をリクエストする仕組みがあります。
わからないから……と新しくプロフィールを作る前に、まず既存プロフィールの管理状況を確認しましょう!
困りごと⑨ 同じお店のプロフィールが2つある
あまりないかもしれませんが、店名で検索すると、自分のお店が2つ出てくる。
そんな場合も確認が必要です。
移転時に新しく作った、別の担当者が登録した、以前の情報が残っているなど、重複する理由はいくつかあります。
Googleでは原則として、ひとつのビジネスにつきひとつのビジネスプロフィールとしています。
プロフィールが複数あると、お客さんが「どちらが正しいの?」と迷うだけでなく、口コミや写真などの情報が分かれてしまうこともあります。
むやみに新しく作り直さず、まず現在の状態を整理しましょう。
困りごと⑩ Googleマップがお店への来店につながっているのかわからない
プロフィールを整えても、「実際、これって見られているの?」と思うこともありますよね。わかります。
Googleビジネスプロフィールでは、プロフィールの閲覧だけでなく、ルート検索、通話、Webサイトへのクリックなど、見た人がそのあとに取った行動も確認できます。
ここで見たいのは、「表示回数が多いか少ないか」だけではないんです。
Googleマップで興味を持ち、Webサイトへ移動する人もいれば、ルートを検索して来店する人、電話をする人、Instagramでもう少し雰囲気を確認する人もいます。
Googleビジネスプロフィールだけで集客のすべてが完結するわけではないからこそ、表示されたあと、どの行動につながっているかを見ることがヒントになります。
Googleビジネスプロフィールを見直すときに考えたい3つのこと

Googleビジネスプロフィールについて調べると、「MEO対策」「Googleマップで上位表示」といった言葉をよく見かけませんか?
もちろん、見つけてもらうことはすごく大事。
ただ、その先も忘れたくありません。
見つけてもらう。
わかりやすく伝える。
次の行動につなげる。
営業時間は正しいか。初めての人でも場所がわかるか。どんな商品やサービスがあるのか伝わるか。写真から雰囲気がわかるか。もっと詳しく知りたい人がWebサイトへ進めるか。
Googleマップは、お店を探す場所であると同時に、「行ってみよう」「相談してみよう」と判断するための場所でもあります。
検索順位だけでなく、見つけてもらったあとにどう伝わるかまで整えておくことが、Googleビジネスプロフィールを活用するうえで重要だと考えています。
登録したままになっていたら、一度見直してみませんか?
一度登録すると、「Googleマップには載っているし大丈夫」と、そのままになりやすいGoogleビジネスプロフィール。
でも数年たてば、お店も変わります。
営業時間が変わる。新しいメニューやサービスが増える。SNSを始めた。Webサイトをリニューアルすることもありますよね。
まずはお客さんになったつもりで、自分のお店を検索してみてください。
今のプロフィールは、今のお店や事業をきちんと伝えられているでしょうか。
「これで合っているのかわからない」
「どこを直せばいいかわからない」
「WebサイトやGoogleマップをまとめて見直したい」
そんな場合は、第三者の目で一度整理してみる方法もあります。
Photokoto Studioでは、Googleビジネスプロフィールをただ設定するのではなく、お店や事業のよさが、必要な人にきちんと伝わる状態に整えることを大切にしています。
まず今の状態を確認したい方には診断を。情報の整理や設定まで任せたい方には、Googleビジネスプロフィールの整備も行っています。
Webサイト、Googleマップ、SNS。
それぞれの役割を整理しながら、必要な人がお店を見つけ、知り、次の行動へ進める情報づくりをお手伝いします。

