在宅ワーカーやフリーランスとして働く私たちにとって、AIの進化はとても気になるテーマですよね。「もしかして、私の仕事もAIに取って代わられるのでは…?」そんな不安を抱えている人は少なくないではず。
でも大丈夫です。
今から「マニュアル的な仕事から属人的な仕事」へシフトする準備をすれば、むしろAI時代でも選ばれる人になれます。
今回、たまたま友村さんのこの動画を観て、私も数年前から近い考え(思い)で仕事をしてきたのでものすごく腑に落ちました。
友村さんみたいに、論理的でも、うまい説明でもないんですけど(苦笑)だけど、考え方はほぼ同じです。


というわけで、今回は友村さんの考え方と具体的なステップを私の考えもまじえながらわかりやすく解説していこうと思います。
AI時代に「マニュアル的な仕事」が危ない理由


近年、AI技術の進化により「マニュアル作業」は急速に自動化が進んでいますよね。単純な繰り返し作業は、コスト削減と効率化の波に押され、人間の手を離れつつあるのはなんとなく感じている人もいるかと思います。
なんで、こんなに早く代替が進んでいるのか……?
その理由を探ってみたいと思います!
そもそもマニュアル的な仕事とは?
マニュアル的な仕事とは、決められた手順をなぞるだけの作業を指します。
たとえば、データ入力、定型文メール送信、テンプレートに沿った記事作成などがこれにあたります。ルール通りに動くことが求められるため、再現性が高く、AIや自動ツールに向いている仕事です。
幸い、私が今やっている仕事だと……
A社
「さとさん、一騎当千ですね」と言われたことがあるものの、仕事内容的には危ういと思っている。
「ひとりで千人の敵に匹敵するほど強い」 という意味。
B社
仕事内容が自分の手に余ると思ったので2回お断りしたんですが、「さとさんがいいです!」と言われ、幅広くやらせていただいているので理想の働き方といえる。
C社
データ入力で採用されたんですが「自分にはむいていないです」と退職を相談したところ、ありがたいことに「時給をあげて別のお仕事をお任せするのでお願いできませんか」と言われて現在はライティングとデザイン関連仕事をやっています。ただ、代えがいないかというとそんなこともない仕事。
ちなみに、それぞれの会社と仕事内容については、以下の記事で詳しく書いています。


なぜAIに代替されやすいのか
マニュアル的な仕事は「パターン化」できるので、AIに学習させやすいのが大きな理由です。しかも、人間より速く、正確に、休みなく作業を続けることができる。
あ、まあ、「正確に」という部分は少し語弊があるけど(苦笑)
とはいえ、この特性が、企業にとって大きな魅力であり、AI導入が一気に進んでいる理由ですね。
反復作業の未来予測データ
例えば、オックスフォード大学の調査によると、今後10~20年以内に、現在ある仕事の47%が自動化されるリスクがあるとされています。
以下にカール・ベネディクト・フレイとマイケル・オズボーンによる2013年の論文「THEFUTUREOFEMPLOYMENT:HOW SUSCEPTIBLE ARE JOBSTO COMPUTERISATION?」の主なポイントをまとめてみました。
- 自動化のリスク: 米国の全雇用の約47%が、高い確率で自動化されるリスクがあると推定。
- 影響を受けやすい職業: ルーチン的で予測可能な作業を含む職業(例: 電話オペレーター、データ入力作業者、会計士など)は自動化のリスクが高い。
- 影響を受けにくい職業: 創造性、社会的知性、複雑な認知能力を必要とする職業(例: 教師、医師、芸術家など)は自動化のリスクが低い。
自動化が困難な要素
- 創造的知性: 新しいアイデアや芸術的表現を生み出す能力。
- 社会的知性: 他者との効果的なコミュニケーションや交渉、共感を伴う対人スキル。
- 複雑な認知作業: 柔軟な判断や問題解決を必要とするタスク。
属人的な仕事とは?価値が高い理由


AIに奪われない仕事とは、ズバリ!「属人的な仕事」です。属人的な仕事は、人間らしい感性や思考を活かすため、AIには真似できません。
自動化が困難な要素にあがっている「他者との効果的なコミュニケーションや交渉、共感を伴う対人スキル」の部分ですね。
「属人的仕事」とはどんなものか
属人的な仕事とは、「あなた」という存在そのものが付加価値になる仕事を指します。
たとえば、コンサルティング、オリジナルコンテンツ制作、戦略提案などなど。同じ業務内容でも、担当する人によって成果やアウトプットが変わる仕事こそが「属人的な仕事」です。
なぜ属人的な仕事はAIに代替されにくいのか


属人的な仕事だと、状況判断や感情理解、クリエイティブな発想が求められます。これらは、パターン学習に強いAIが最も苦手とする領域です。人間ならではの経験や個性は、AIにはありません。
例えば私の場合、娘が2、3歳頃、夫に任せて国内外問わずひとりで旅をしたんですが、そのとき、どういう気持ちで飛行機に乗ったのか、旅先で得た感情や体験、感じた空気感までAIが再現することはできませんよね。
もちろん、AIに質問すれば「それっぽい回答」はすぐ返ってきます。ただそれは、ネット上から誰かの経験や情報をかき集めてつぎはぎした、単なる「寄せ集めのサンプル」でしかありません。
クリエイティビティ・共感・戦略性の重要性
これからは、「どれだけ速く正確に作業できるか」ではなく、「どれだけ独自性を発揮できるか」「どれだけ深く相手に寄り添えるか」「どれだけ本質的な課題を見抜けるか」が大切になります。
この3つを意識するだけで、あなたの市場価値はぐっと高まります。まあ、それをどうやって仕事に活かすか、という新たな課題もありますけどね(笑)。
マニュアル作業から属人的仕事に移行する方法


「属人的な仕事って難しそう……」と思ったあなた。心配しなくて大丈夫です。
実は、ちょっとした意識と行動の積み重ねで、誰でも移行することができます。今すぐ取り組める方法を紹介しますね。
自分の「得意」と「好き」を棚卸しする
まずは、自分の「得意」と「好き」を言語化しましょう。たとえば、「文章を書くのが得意」「相手の話をよく聴ける」「細かい気配りができる」など、小さな強みでOKです。
これが、あなたらしい属人的価値のベースになります。
小さなカスタマイズや提案力を鍛える
マニュアル通りに仕事をするのではなく、相手の状況に合わせて+αの工夫を加えることを意識しましょう。「こうしたらもっと良くなるかも」と感じたら、積極的に提案してみるのも大きな武器になります。
顧客の期待以上を目指すマインドセット
「言われたことだけをこなす」のではなく、「相手が本当に求めているものは何か」を考え抜く習慣をつけましょう。結果的に、あなたにしかできない仕事の幅が広がって、依頼され続ける人になれます。
AI時代に求められる具体的なスキルとは?
属人的な仕事にシフトするためには、どんなスキルを意識的に育てればいいのか?ポイントを絞って書いていきますね。
共感力・課題発見力
これからは「共感できる力」がとても重要です。相手の気持ちや背景を理解し、そのうえで本質的な課題を見つけ出す力が、あなたの価値を高めるのではないかと。
ただ、自分が一緒になにかをするなら私に「共感」してくれる人ではなくて「理解」してくれる人がいいと思っています。贅沢をいうなら、「共感して理解してくれる人」です。もしくは、共感と理解の比重が「理解」多めの人。
そういう仲間ができたらいいなと思っています。
独自性を出すコンテンツ制作
情報そのものよりも、「あなたらしい視点」や「独自の切り口」が求められます。ありきたりな記事ではなく、実体験やオリジナルストーリーを織り交ぜるだけで、圧倒的に差別化できる!
私のブログ記事でいうと、これ↓とか


これとか、↓


試しに「キドニーケア プラス 違い」でググってみてください。
私の記事が一番上に表示されているんですが、注目してほしいのは専門家である「ペット栄養士が解説した記事」よりも、私の記事が上位に来ているという点です。
興味があれば私の記事のどこに独自性があるのか、2つの記事を比べてみてくださいね!
戦略設計・提案型の思考法
単なる作業者ではなく、「目的達成のために何をすべきか」を考え、提案できる人は、どの業界でも重宝されます。小さなプロジェクトでも「全体のゴール」を意識して動くクセをつけましょう。
この点は、正直、私自身もまだ訓練中です。
でも、たかだか月10万円程度の主婦在宅パートだとしても、ここを意識して仕事に取り組んでいます。コピペするだけ、誰かの真似をするだけ、「楽して簡単に稼げる」なんて甘い言葉に飛びついて、思考停止している人が淘汰されていくのは、ある意味、当然の流れなのかもしれませんね。
今日からできる!価値の高い仕事を作るための行動リスト
ここからは、もっと具体的に「明日からできる行動リスト」をご紹介します。コツコツ続けることで、あなた独自の価値をどんどん育てていきましょう!
小さな差別化ポイントを持とう
「自分なりの+1アクション」を毎回意識しましょう。たとえば、「納品物に一言コメントを添える」だけでも、クライアントの印象は大きく変わります。
顧客へのプラスα提案を習慣に
「これ、もっとこうすると良くなりそうです!」という小さな提案を、怖がらずに伝えましょう。提案できる人は、仕事を依頼する側にとってとても心強い存在です。
振り返りと改善で「属人的価値」を磨く
毎回の仕事のあとに「今回よかった点・改善点」を振り返り、次に活かしましょう。この習慣を続けるだけで、1年後には別人のように成長しているはず!
これをやるのに超おすすめなのが「ブログ」です。頭の中も整理されるし、書いた記事は資産になるし、ライティングスキルも積み上がっていくし。やらない理由がない。
まとめ|AI時代でも必要とされ続けるために


AI時代の到来は確かに脅威でもありますが、それ以上に大きなチャンスでもあるなあと、今回友村さんの動画を観て思いました。むしろ、ワクワクしてきませんか?
単純作業はどんどんAIに任せて、人間にしかできない「創造」「共感」「戦略」にフォーカスする。
これが、これからの時代を生き抜くためのキーワードですね。
今日から少しずつ、自分の「好き」「得意」を深掘り、相手の期待を超える工夫を積み重ねましょう。
あなたの個性が輝き、誰にも代えられない存在になったとき、仕事は自然と向こうからやってきます。
いや、それは言い過ぎか(苦笑)待ちだけの姿勢だと、チャンスを逃してしまうので自分をアピールする、知ってもらう努力は必要ですね。
顔出しでブログやっていますが、実は私、自分アピールが苦手なんですよね。今年はそこを克服していきたい!まずはそこから。