以前、ドリアンのような見た目とうつくしい色がとっても魅力的なアドロミスクス「ヘレーレッドドリアン」を紹介しました。

「順調に育っている~♪」と思っていたのですが、昨日突然、葉がすべて取れてしまいました。
しかも、取れた葉を見ると、ところどころに腐ったような跡が……。
アドロミスクスは、もともと葉が取れやすい多肉植物です。
ただ、今回のように、
- 葉がすべて取れた
- 取れた葉に変色や傷みがある
- 腐ったように見える部分がある
という状態になると、単に「葉が取れやすい品種だから」で済ませられないと思います。
今回は、葉がなくなったレッドドリアンの現在の姿と、考えられる原因について調べてみました。
なお、葉の状態だけでは根腐れや蒸れと断定できません。この記事では、実際に確認できたことと、調べて分かったことを分けて紹介します。
購入してから葉がなくなるまで
まずは、レッドドリアンを購入してから現在までの変化を簡単に振り返ってみます。
2024年10月|購入したばかりのレッドドリアン
レッドドリアンを購入したのは、2024年10月ごろです。
-3.jpg)
名前の由来にもなっている(であろう)ドリアンのような凹凸があります。
緑色の葉に赤紫色が混ざった、少し不気味だけれど目を引く姿にひかれて購入しました。
大きく育つタイプではありませんが、葉の形や色にとんでもない存在感があります。
2025年7月|赤みが増して花芽も伸びてきた
購入から約9か月後の姿がこちら。

購入時と比較すると、葉の赤みがかなり濃くなっています。
当時は一年を通して屋根付きの屋外で管理していました。雨ざらしではありません。
さらに、株の中心付近から花芽も伸びてきました。
見た目にも大きな異変はなく、花を咲かせるのを楽しみにしていました。少なくとも、この時点では葉が全部取れてしまうとは思っていなかったんです……。
2025年5月|葉がひとポロっと取れる

ちょっと触れただけだったんですが、ポロっと取れちゃったんですよね。
もともと取れやすいのは知っていたので、そんなに気にしていなかったんですが、取れた葉は少し傷んでいるようでした。

取れた部分です。
その後|葉がすべて取れてしまった
ところが、その数カ月後、レッドドリアンの葉がすべて取れてしまいました。

葉が1枚、2枚と取れるだけなら、「アドロミスクスだから」と考えたかもしれませんが、今回は葉が一枚も残りませんでした。
さらに気になったのが、取れた葉に残っていた傷みです。
取れた葉には腐ったような跡があった

取れた葉を確認すると、きれいな状態ではありませんでした。
葉の一部に、茶色や黒っぽく変色したような部分があります。
単に乾いて枯れたというよりは、傷んだ部分から腐ったようにも見えました。
多肉植物の葉がぶよぶよと柔らかくなったり、変色したりする場合は、過湿や根腐れが関係していることがあります。一方で、水切れや葉の老化、外部から受けた傷など、別の原因で葉が傷む場合もあります。
今回確認できたのは、あくまで次の2点。
- 葉がすべて取れた
- 取れた葉に腐ったような跡があった
原因については、一つに決めつけず、管理環境も含めて考える必要がありそうです。
アドロミスクスはもともと葉が取れやすい
アドロミスクスは、葉挿しで増やしやすい多肉植物です。
英国サボテン・多肉植物協会の栽培資料でも、葉を茎から外して乾燥させ、用土に挿して増やす方法が紹介されています。品種によっては、少しぶつけただけで葉が取れることもあります。
そのため、健康な葉が何枚かポロッと取れただけであれば、必ずしも株が弱っているとは限りません。
気をつけたいのは、葉が取れたことに加えて、次のような変化が見られる場合です。
- 葉がぶよぶよしている
- 半透明のようになっている
- 茶色や黒色に変色している
- 葉の付け根が傷んでいる
- 茎や株元まで柔らかくなっている
- 短期間に多くの葉が取れた
健康そうな葉が衝撃で取れた状態と、傷んだ葉が次々と取れる状態は、分けて考えたほうがよさそうです。
今回のレッドドリアンは、すべての葉がなくなり、取れた葉にも傷みがあったため、株全体の状態を確認する必要があります。
葉が全部取れた原因として考えられること
わが家のレッドドリアンに何が起きたのか、現時点では原因を断定できません。
ただ、考えられるのは以下の2点です。
高温多湿による蒸れ
まず考えられるのが、高温多湿による蒸れです。私はこれが一番怪しいと思っていて。
というのも、多肉のぶつぶつに関する記事でも書いた、屋外設置のビニールハウス管理にしていたからです。

しかも、風が一番あたりにくい場所にあったんですよね……。(赤枠のところ)
-1-1.jpg)
トレーの一番うしろ、しかもパキポディウムの間に置かれて風があったとしても通りにくい環境……。
アドロミスクスは、夏の高温多湿が苦手な多肉植物です。
特にヘレーは、夏と冬の両方で腐敗しやすく、栽培が簡単な種類ではないと紹介されています。風通しと排水性の確保がとっても重要なんです。
屋根のある場所で雨に直接当たっていなくても、
- 気温と湿度が高い
- 鉢同士の間隔が狭い
- 空気が動きにくい
- 夜になっても気温が下がらない
- 鉢の中の土が乾きにくい
といった条件が重なると、株が蒸れる可能性があります。「雨ざらしではないから大丈夫」とは限りません。
いやあ、油断しました……。
水やりの間隔が環境に合っていなかった
前回の記事では、わが家での水やりについて「体感的には週1回から10日に1回」と書いていました。
しかし、今回の結果を踏まえると、水やりを日数だけで考えるのは避けたほうがよいと感じています。
鉢の乾き方は、季節だけでなく、
- 気温
- 湿度
- 風通し
- 鉢の大きさや素材
- 用土の配合
- 株の状態
によって変わります。
アドロミスクスの栽培情報でも、水やりを週に何回と固定せず、用土の乾き方や葉の状態を見て判断することが勧められています。夏から初秋は、特に水やりを控えめにする必要があるんです。
表面の土が乾いていても、鉢の中央や底には水分が残っている場合があります。
そこへ追加で水を与えると、根が長時間湿った状態になり、根腐れや蒸れにつながる可能性があります。
まとめ|葉が全部取れたときは株元や根も確認したい
アドロミスクスは、もともと葉が取れやすく、取れた葉から増やすこともできる多肉植物です。
そのため、葉が数枚取れただけであれば、それほど心配する必要がない場合もあります。
ただし、今回のレッドドリアンのように、
- すべての葉が取れた
- 葉に腐ったような跡がある
- 葉や株元に変色がある
という場合は、蒸れや過湿、根腐れなども含めて、株全体を確認したほうがよさそうです。
今回の原因は、まだはっきりとは分かっていません。
葉がなくなった株から新芽が出てくるのか、引き続き観察していきます。

