輸入転売ビジネスBUYMAが続かなかった理由

最近、自分の棚卸しをしていて思い出したんだけど、実は、翻訳業のかたわら(2015年)、某有名輸入転売ビジネス塾に入会して、BUYMAに挑戦したことがあります。なんでも新しいことをしてみたくなる悪い癖(苦笑)。タイトルにある通り、輸入転売はもうやっていません。私には無理でした。

理由は「凝りすぎてしまった、こだわりが捨てきれなかった」から。

私は決して「ひとりでコツコツ」は苦手ではありません。むしろ好きです。じゃあ、どうして続かなかったのか。

捨てきれなかった「こだわり」

正直、BUYMAの作業は音楽を聴きながらでも可能ですし、やることは(私にとっては)難しいこともありませんでした。リサーチは別の仕事で鍛えられていたので、まったく苦ではなかったし、「ひとりでコツコツ」も苦手ではありません。むしろ好きです。

ただ、商品画像をつくるのが楽しくて、そればっかりやってました(苦笑)たとえば、こんな感じに。

コンサル講師の方には画像のクオリティを褒められましたが、たぶん「ここまで凝らなくても、もっと普通でいいから出品数増やせよ」って思われていたことでしょう。

あと、もちろん出品はするんですけど、リサーチして売れる商品よりも、自分が「いいな」と思ったものをメインに出品してたんですよね。

これは絶対にダメなんです。

自分目線を捨てなきゃならないのに、どうしてもそこにこだわってしまって、売れ線から少しズレたところでやってました。自分のバイヤーページみたいなところに「コラム」を書けるんだけど、そのコラムに「何書こうかなあ」って考えるのも好きで、結構時間をかけてしまってましたね。

こんなコーディネートセットをつくって紹介してみたり(笑)

あ、ブランド画像やロゴを使うのは、グレーゾーンな部分があって、ブランドによってはかなり厳しくチェックされることもあるので、注意してくださいね。

そもそもアパレル関係に興味があったわけではないですし、ブランド品も、そんなに興味がない人だったので、違う部分で自分の欲求を満たそうとしていたのかなと思います。なにか違ったんですね。自分の中で。

仕入れたい商品はどんどん出てくるんですが、あくまでも自分視点であって、ビジネス視点ではなかった。「これ、一般の人買わないでしょ」っていうものが多かったんだなあと。

あと、「転売」っていう言葉のイメージって、あまりよくないですよね(苦笑)BUYMAの場合、「お買い物代行だ」って思えば、少しくらい抵抗が薄れるかもだけど、それでも巷では「転売ビジネス」として、あげられる仕事の一つであることは間違いなく。

自分的には「転売」ってワードがどうしても引っかかって、なんか居心地が悪かったのを覚えています。その違和感は、始める前からどっかにずっとあったので、もうどうしようもなかったです。どちらにしても、長くは続いていなかったと思います。

ライバル多数のBUYMAで生きていくには

で、結局2ヶ月半くらいでやめてしまったのですが、その間、注文5件、問い合わせが6件ありました。すべて在庫切れで受注には至りませんでしたが(苦笑)出品数は、確かこの時点で100点もなかった。

基本は300点と当時、コンサルの講師が言っていました。そう、最低でも300点。

まあ、在庫切れというのが「無在庫販売」の弱いところですよね。無在庫=在庫を持たない物販なので参入障壁は低く、始めやすいのですが、いざ注文が入って、仕入れをしようとしても商品がない。というのはよくあることでした。

そんなときは、お店に「本当にないですか?」と直接メールやチャットで尋ねたこともあります。(もちろん英語で)

そうするとその場で調べてくれて、次の入荷日などを教えてくれたり、商品を確保しておくよ!って言ってくれることもありました。

日本への発送はしていないと記載があっても、問い合わせてみると意外に「いいですよ」と言ってくれることも。まあ、だけど、このやり取りが結構めんどうくさい(苦笑)

どうやっても、海外住みのバイヤーにはちょっとやそっとじゃ勝てないわけで。

なので、海外にバイヤーを持っていない(雇っていない)私のような初心者は、自分で直接店鋪のスタッフに聞く、日本への発送はしてないと記載があってもお願いしてみるとか、これくらいのことはやるのが当たり前でした。(もちろん英語で)

副業としても始めやすい、アパレル、ブランド好き!って理由だけで参入すると、「あれ?」となるかもしれませんね。

やることはかなり泥臭いです。

資金があれば、早々に外注化して苦手な作業から開放されるといいかもだけど、そこも実は難しいんだけど(苦笑)

おわりに

そんなこんなで、物販ビジネスの何たるかを知る前にやめてしまいましたが、それもよい経験になりました。この当時、入っていた塾の講師は、なんとかっていう海外ブランドの独占販売権も取っていたし、実店舗も経営していて、見た目はちょっとチャラい感じだったんだけど、本物のバイヤーでした(笑)

というわけで、輸入転売が続かなかった理由をお話ししました。毎月確実に収入があるか?って言われると、なんとも言えないところがある(特に最初は)ので、万人にオススメできる在宅ワークではないんだけど、やり方や始め方は、ネットで調べるとすぐにわかるので、なにか物販をやってみたい!って人は、視野に入れてみるといいかもですね。私はもう、無理ですが(苦笑)

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