【仕事の仕方】METAFIVE(メタファイブ)は私にとって理想の最終形態

最近作業しながら「METAFIVE」を聴いていて、自分が目指している自分ってこれだ!って心臓がバクバクしたので記事にして残しておこうと思います。

「METAFIVE」といえば、メンバーのひとりである、とある方のことで、世間を騒がせましたが、それについてはここでは触れません。

で、話しを戻すと、「METAFIVE」はYMO の高橋幸宏さんを中心に、ゴンドウトモヒコさん、小山田圭吾さん、砂原良徳さん、TOWA TEIさん、LEO今井さんという、腰を抜かして気絶してしまうほどの人たちで構成されたバンド。幸宏さんが会長、テイさんが社長、小山田くんとゴンちゃんとまりん(砂原)ちゃんが部長で、LEOくんは平社員らしい(笑)

メンバー全員が作詞作曲、アレンジまでをこなすプロデューサー集団であります。で、その曲作りが実におもしろいんです。

1人2曲、責任を持って出して、それをメールでぐるぐる回し、そのとき暇な人が手を加えて仕上げていくとのこと。メールを回す順番は決まっていないらしい。なので、いろんな音楽の成分が混ざって、化学反応が起きてその都度そのバランスも変わる。二度と同じものはできない可能性もあるわけだ!

誰かの曲が1つ、ブラックボックス(メール)に入ると、ある程度カタチになった曲がポーンと出てくるイメージ。気に入らなかったら、もっかいブラックボックスの中に戻す(笑)で、もう1周して、また違った曲になってポーンと出てくる。そんな感じで曲ができて、アルバムが完成。これ聴くと毛穴がブワーッと開く。

1:00からの幸宏さんのドラムが!!METAMETA(めちゃくちゃ)カッコいい。LEOくんは歌うまいし、
テイさんはマネキンだし(笑)すべての音のバランスが取れていて、非の打ち所がない。

まりんちゃんが、「ひとりで(曲作りを)やってると悩んで止まるけど、止まると誰か被せてくるんでそういう意味ではバンドだとずいぶん楽」と言ってた。1人2曲でアルバムできるとか(ありえない)って。

これ、今、痛いほどわかる。痛烈に感じています。

まりんちゃんの言う「楽」っていうのは、責任も6分の1だからって手を抜いていいってわけじゃなくて、というか、むしろ手は抜けないわけで。それぞれの背景があって、積み重ねてきた経験(実績)があるから容赦ない、惜しみない大人のギブアンドテイクができるんだなと。

幸宏さんのブライアン・フェリーみたいなボーカルが心地よいですね。

METAFIVE みたいな歳の取り方をしたいなって思う。このくらいの余裕をもって、真剣に、ちょっとはしゃぎながら自分の仕事も、今からやろうとしている新しいこともやっていきたいってあたらめて思った日でした。

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