今回は大好きなminoltaのフィルムカメラを2つご紹介します。両方とも、minoltaのロゴというか、フォントがめちゃくちゃ好み。レトロでおしゃれで、絶妙のバランスです。
minolta AL-E
1968年に発売された、AL-Eは、1966年に発売されたALS(AL-Sではない)と同じレンズを搭載したアップグレード版です。2,000円~3,000円ほどで程度のよいものが手に入ることがあります。コンパクトなボディがほんとうに秀逸。
ロゴの左側にある丸い部分ですが、通常撮影するときは赤いポッチに合わせておきます。Vはセルフタイマーで、Lはレリーズロックです。
シャッター速度は1/8秒~1/500秒。
露出計指針は軍艦部にあって、小さな窓に適正絞り値が指針表示される仕組み。
レンズは六甲山から名前をいただいたというROKKOR。この時代のカメラとしては十分な写りで、まさかここまでとは思っていなかったので、本当に感心しました。室内でもこの写りです。
画角に慣れていないので、構図を持て余した感がありますが(苦笑)
晴天時に撮影したときには気が付かなかったのですが、露出計がイマイチかもしれません。曇りなのに、ずっと16あたりを示していました。iPhoneの露出計アプリも信用できないので、適当に撮影してみましたが、適正露出だったものは、さすがの写りでした。
minolta HI-MATIC 7s
1966年に発売されたレンズ固定式レンジファインダーカメラ。Hi-Matic 7の3年後に発売されました。Hi-Matic 7との唯一の違いはホットシューくらいでしょうか。すみません、手持ちがないので比較できないんですが(苦笑)
本体のシリアルナンバーを示す、インサートプレートがなくなっている個体があります。あと、私は見たことがないんですが、ブラックボディもあるようです。
マニュアルでの撮影もできるんですが、シャッタースピードと絞りを「A」に合わせれば、プログラムオートになります。その状態からシャッタースピード(B・1/4~1/500秒)を手動で設定するとシャッタースピード優先AEが使用できます。
ISO感度設定レバーが露出計のスイッチを兼ねています。レンズは本格的で優秀なROKKOR-PF 45mm/F1.8。
大きなファインダーなど本格的でありながら手軽でもあり、抜かりないデザインになっています。
まとめ
minoltaというと、やはりコンパクトカメラがすぐに思いつきますが、実は最初に製造したのは、折りたたみ式の中判カメラでした。minoltaはとっても長い歴史をもっていて、革新的でしたが、残念ながらカメラ事業からは撤退してしまいました。
今は、ソニーがその素晴らしい遺産を引き継ぎ、デジタルカメラ市場に革命をもたらしています。今回の記事を読んで、minoltaのカメラに興味を持った方は、ぜひ、探してみてくださいね!