ランス(武器)を持たないフリーランスはただの自由な人でしかない

今回は、私自身の経験を交えながら、在宅ワークや業務委託で稼ぎたいと考えている方に向けてお話ししたいと思います。始めたばかりの方や、これから挑戦しようとしている方にとって、少しでもヒントや参考になる情報を提供できればうれしいです。

最初の一歩は、仕事を得るための情報を集めることが重要!自分のスキルや経験をアピールできるポートフォリオを準備し、SNSやブログなどを通じて自分をPRするのも良い方法です。少しずつでも実績を積むことが、今後の仕事獲得や採用に繋がります。

私自身も最初は手探り状態でしたが、実績を積む過程で得た知識やコツをシェアすることで、これを読んでいるあなたがスムーズに在宅ワークを始められるようサポートできればと思います。ぜひ最後までお読みください。

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勢いで会社を辞めるのはちょっと待って!

マインドマップでビジネスプランを考えているところ

フリーランスとしてやっていこう、在宅で仕事をはじめようとしても、はじめは「仕事がない!」「どうやって仕事を探せばいいのかわからない……」という方も多いと思います。

私も最初はそうでした。(おおしまの略歴はこちら

ただ、私の場合、インターネットでみた「翻訳者」という仕事に興味を持ち、特許翻訳講座に入会。そのときの講師が副業について教えてくれたので、あまり迷走することもなく(とはいえ途中、教材販売や輸入転売にも挑戦しましたが)、在宅フリーランスへシフトできました。

正社員で働きながら(子どもがいたので時短勤務)、ある程度準備をしてから、仕事が増えてきたタイミングで退職し、在宅フリーランスになったって感じです。

今、あなたが正社員でも契約社員でもパートでも、なにかしらの仕事をしていて一定の収入があるなら、いきなり在宅ワーカーやフリーランスになるのではなく、準備をしてから移行していくのをおすすめします。

3、4ヶ月くらい月収ゼロでも大丈夫な余力があるなら止めませんが、今いま、仕事がある人は衝動的に辞めたりせず、副業からはじめることも視野にいれて考えてみてください。

フィルムカメラで撮影した海の写真

蓄えがあっても、月収ゼロ、仕事もないってなると精神的にも結構しんどいです。追い込まれて、焦ってしまうとろくなことないです。

短期的な収入を優先し、長期的なキャリア形成に繋がらなかったとか、体力や時間の管理ができず、体調を崩してしまうとか、他の求人と比較せずに決めてしまい、仕事に対して不満ばかりでストレスになったりだとか。

焦る気持ちはすごくわかるんですけど、すぐに結果を求め過ぎるとうまくいきません。

会社員時代にやっていたこと、フリーランスになってからやっていること

ほんとうにやっていたこと、やっていてよかったことだけを紹介します。同じようにやる必要はありませんし、やったからといって万事OK!にはなりませんので、ご自身の環境やスキル、現在の状況と照らし合わせてやってみてください。

業務委託やクラウドソーシングを利用して実績をつくる

私は会社員として働きながら、業務委託で仕事を探しました。その際、ひとつのクライアントにしがみつくのではなく、複数のクライアントとお仕事をするのがポイントです。

たとえば、もし、ライターでひとつのクライアントに依存していた場合、そのクライアントが方向性を変えます、とかサイトが閉鎖、企画が終了となったらその時点で仕事がなくなることになります。想像しただけでもおそろしい……。実際にありましたしね。

なので、在宅で翻訳の仕事をしていたときも常に別の取引先を探してはトライアルを受けていました。ピーク時には、特許翻訳とゲーム翻訳で4社と業務委託契約をして、仕事を回していました。

気をつけたいのは、仕事を獲りすぎないことです。(←自分のこと)正社員で仕事をしているにもかかわらず、複数の案件が重なってしまい、ほとんど休む暇もなく、体調を崩してしまっては元も子もありません。自分のキャパがどれくらいなのかを把握して、ときには断る勇気も必要です。

散らかったデスクの写真

並行して、クラウドソーシングに登録しておくのも手です。単価は驚くほど安い案件が多いので、長く続けるのはおすすめしませんが、駆け出しのWEBライターやデザイナー、フリーランスになりたての人は実績つくりに活用できます。とはいえ、私は依頼する側でしか利用したことないんですが(苦笑)

種まき、重要!

種まきの写真

ことあるごとに、「私、こんなことできるんです」「こういうことやっています」とチラッと話しておくだけでも違います。積極的に知らない人と会うとか、一対一でランチに行くとかはしていませんでしたが、一緒に仕事をした(している)デザイナーさん、会社の営業や人事の方に、自分ができることをアピールするようにしていますし、していました。

今のご時世、実際に会って、というのは難しいのですが、WEBミーティングやメール、電話でのやり取りの中でのアピールは以前からやっていたので、これからも続けていこうと思います。

今蒔いた種が、2年後、3年後に目を出す……なんてことはよくあることです。ブログ運営も同じことがいえますね。

自分の武器はなにかを把握する

仕事を探すにあたって、自分のスキルや、得意なこと、好きなことを把握していることが大切です。当たり前のことを言っていますが、自分の武器を知らないと、どの分野で、どの業種で仕事を獲得していけばいいのかわかりませんし、方向性が決まりません。

「なにができるの?」と聞かれたら、すぐに説明できるように、自己紹介文的なものを準備しておくとよいです。ここでもブログが生きてきます!

ランス(武器)を持っていないフリーランスは、ただのフリーな人。飛べない豚はただの豚と同じです!

ブログで情報発信

「種まき」に関係しているんですが、自分のブログを運営することは、本当に有効だって思う。履歴書にURLを記載してアピールできますし、名刺代わりにも使えます。デザイナーやフォトグラファー、イラスレーターだとWEBなどでポートフォリオを持っているイメージがあるかと思いますが、職種や雇用形態は関係ありません

ポートフォリオサイト

多少書く内容は選びますが、肩書や自己紹介をしっかりと書いて、趣味について書く場合も、少し掘り下げて書いたり、自分の人となりがわかるようにしておけば、お仕事のミスマッチも起こりにくいです。

実際、私は在宅ワーク(業務委託もパートも)に応募するときは、この雑記ブログをポートフォリオとして提出しています。過去には面接をふっ飛ばしって「お仕事お願いしたいです!」と言われたことも

あとは、仕事につながりそうな人と知り合ったり、今後、クライアントになりそうだなっていう人に「このサイト、見ておいてください」と伝えておけば、自分がなにをやっているのか、なにができるのかを理解してもらいやすいです。

とくに、ちょっと変わった経歴をもっている人や、どんなスキルがあるのか言葉で説明しにくいような人(どんな人だよ!)は、自分のサイトやブログがあると説明が楽ですし、すごーく便利です。

オウンドメディア

まとめ

在宅での業務委託契約には、メリットとデメリットがあります。仕事が欲しいからと、安すぎる報酬設定をしてしまったり、無理な納期を受けてしまいがちです。

最初のうちは多少の無理も必要ですが、自分の方向性が決まって、ある程度の実績ができたら、早々に相応の報酬を提示したり、次のパートを探しましょう!

フリーランスの場合、確定申告なども自分でやる必要がありますが、早め早めに準備していれば、そんなに大変なことでもありません。(その早め早めにってのができないんですけどね……)

在宅ワークは仕事の内容にもよりますが、時間や場所に縛られることがなく、通勤や対人関係などのストレスも減らせるというメリットがあります。在宅パートの合間に掃除や洗濯といった家事もできます。勘違いをしてはいけないのは、家事や子育ての合間に仕事ではなく、仕事の合間に家事です。

業務内容や報酬を事前にしっかり確認することで、トラブルを避け、長期的に満足のいく在宅ワーク生活を送りましょう!

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