ランス(武器)を持たないフリーランスはただの自由な人でしかない

フリーランスとしてやっていこう、複業や在宅ワークをはじめようとしても、はじめは「仕事がない!」「どうやって仕事を獲得すればいいのかわからない……」という方も多いと思います。

私も最初はそうでした。

ただ、私の場合、教えてくれる人がいたので、あまり迷走することもなく、在宅フリーランスへシフトできました。正社員で働きながら(子どもがいたので時短勤務)、ある程度準備をしてから、仕事が増えてきたタイミングで退職し、在宅フリーランスになったって感じです。

マインドマップでビジネスプランを考えているところ

今、正社員でも契約社員でもパートでも、なにかしらのお仕事をしていて、一定の収入があるなら、いきなりフリーランスになるのではなく、準備をしてから移行していくのをおすすめします。

3、4ヶ月くらい月収ゼロでも大丈夫な余力があるなら止めませんが、今いま、仕事がある人は、衝動的に辞めたりせず、複業からはじめることも視野にいれて考えてみてください。

蓄えがあっても、月収ゼロ、仕事もないってなると精神的にも結構しんどいです。

会社員時代にやっていたこと、フリーランスになってからやっていること

ほんとうにやっていたこと、やっていてよかったことだけを紹介します。同じようにやる必要はありませんし、やったからといって万事OK!にはなりませんので、ご自身の環境やスキル、現在の状況と照らし合わせてやってみてください。

業務委託やクラウドソーシングを利用して実績をつくる

私は会社員として働きながら、業務委託で仕事を探しました。その際、ひとつのクライアントにしがみつくのではなく、複数のクライアントとお仕事をするのがポイントです。

たとえば、もし、ライターでひとつのクライアントに依存していた場合、そのクライアントが方向性を変えます、とかサイトが閉鎖、企画が終了となったらその時点で仕事がなくなることになります。想像しただけでもおそろしい……。実際にありましたしね。

気をつけたいのは、仕事を獲りすぎないことです。複数の案件が重なってしまい、首が回らなくなって体調を崩してしまっては元も子もありません。自分のキャパがどれくらいなのかを把握して、ときには断る勇気も必要です。

散らかったデスクの写真

並行して、クラウドソーシングに登録しておくのも手です。単価は驚くほど安い案件が多いので、長く続けるのはおすすめしませんが、フリーランスになりたての人は実績つくりに活用できます。とはいえ、私は依頼する側でしか利用したことないんですが(苦笑)

種まき、重要!

種まきの写真

ことあるごとに、「私、こんなことできるんです」「こういうことやっています」とチラッと話しておくだけでも違います。積極的に知らない人と会うとか、一対一でランチに行くとかはしていませんでしたが、一緒に仕事をした(している)デザイナーさん、会社の営業や人事の方に、自分ができることをアピールするようにしていますし、していました。

今のご時世、実際に会って、というのは難しいのですが、WEBミーティングやメール、電話でのやり取りの中でのアピールは以前からやっていたので、これからも続けていこうと思います。

今蒔いた種が、2年後、3年後に目を出す……なんてことはよくあることです。ブログ運営も同じことがいえますね。

自分の武器はなにかを把握する

仕事を受けるにあたって、自分のスキルや、得意なこと、好きなことを把握していることが大切です。当たり前のことを言っていますが、自分の武器を知らないと、どの分野で、どの業種で仕事を獲得していけばいいのかわかりませんし、方向性が決まりません。

「なにができるの?」と聞かれたら、すぐに説明できるように、自己紹介文的なものを準備しておくとよいです。ここでもブログが生きてきます!

ランス(武器)を持っていないフリーランスは、ただのフリーな人。飛べない豚はただの豚と同じです!

ブログで情報発信する

「種まき」に関係しているんですが、自分のブログを運営することは、本当に有効だって思う。履歴書に書いてアピールできますし、名刺代わりにも使えます。デザイナーやフォトグラファー、イラスレーターだとWEBなどでポートフォリオを持っているイメージがあるかと思いますが、職種は関係ありません。

ポートフォリオサイト

多少、書く内容は選びますが、肩書や自己紹介をしっかりと書いて、趣味について書く場合も、少し掘り下げて書いたり、自分の人となりがわかるようにしておけば、お仕事のミスマッチも起こりにくいです。

仕事につながりそうな人と知り合ったり、今後、クライアントになりそうだなっていう人に「このサイト、見ておいてください」と伝えておけば、自分がなにをやっているのか、なにができるのかを理解してもらいやすいです。

とくに、ちょっと変わった経歴をもっている人や、どんなスキルがあるのか言葉で説明しにくいような人(どんな人だよ!)は、自分のサイトやブログがあると楽ですし、すごーく便利です。

オウンドメディア

まとめ

フリーランスの業務委託契約には、メリットとデメリットがあります。仕事が欲しいからと、安すぎる報酬設定をしてしまったり、無理な納期を受けてしまいがちです。

最初のうちは、多少の無理も必要ですが、自分の方向性が決まって、ある程度の実績ができたら、早々に相応の報酬を設定しましょう!

確定申告なども自分でやる必要がありますが、早め早めに準備していれば、そんなに大変なことでもありません。(その早め早めにってのができないんですけどね……)

仕事の内容にもよりますが、時間や場所に縛られることがなく、通勤や対人関係などのストレスも減らせるというメリットがあります。とはいえ、コミュニケーションがまったく必要ない仕事なんてないので、過剰な期待は禁物です。

仕事が決まったら、クライアントとの連絡手段を確認しておくとよいですよ。その際に「基本、メールでお願いしております」と伝えるなどして、相手の要望も伺いつつ、最初に取り決めておくことをおすすめします。

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