この間、こっそり鳥栖にある園芸ショップへ行ってきました。塊根植物があるということで、私メインではなく、夫メインだったのですが、結局買ったのは私だけでした(苦笑)
夏型のケープバルブドリミオプシス・マクラータです。ドット柄とゆるやかなシルエットの葉が魅力的な植物。ケープバルブは冬型のラケナリア・トリコフィラを育てていたのですが、今は休眠中で寂しく思っていました。
いろいろと園芸ショップを見てまわっても、なかなか夏型のケープバルブとは出会えずで。今回、運命の出会いを果たしたわけです。ネットで探しても、売り切れていることが多く、流通量も少なめではないでしょうか。
今回の記事では、ケープバルブの自生地のことや購入したドリミオプシス・マクラータの様子を写真とともにお届けします。
ケープバルブの自生地と環境を知る
ケープバルブは、南アフリカの南西部にあるケープフローラル地域に自生している植物です。北海道より一回り大きく、そこに9,000種以上の植物が確認されているとのこと。年間の降水量が少なく、結構厳しい乾期を耐えることができる植物の多様性が人気のようです。
ケープフローラル地域は広いので、降雨のパターンによって西側と東側で、2つの気候帯にわけられます。明確には難しいのですが、西側の雨期は冬、東側の雨季は夏となるので、夏型と冬型があるんですね。もちろん、生育サイクルがこの中間にある品種も存在します。
ケープバルブは「冬型」と「夏型」が存在する
4月~9月の冬季に雨が降るエリアに自生するのが「冬型」で、冬に生長して、夏は休眠するタイプ。地中海性気候のため、夏にあたる11月~3月はほとんど雨降らず、とっても乾燥するのだそう。真冬でも平均気温が4℃を下回ることがないので、霜はあっても降雪はほとんどなく、比較的ゆるやかな気候といえますね。
東側の半分には夏に生長する「夏型」が存在します。こちらも夏の降水量は少ないんですが、南東部には沿岸沿いから霧雨や霧があるので、植物の生長にもってこいの環境なんですね。西側ほど、品種の数は多くないみたいです。
ドリミオプシス Drimiopsis
今回購入したマクラータは、サハラ砂漠以南のアフリカが原産。キジカクシ科の球根植物で、ほぼ夏型です。へろっと倒れているのが気になりますが……。翌日お水をたっぷりあげたら、だんだん真っ直ぐになってきて、少し柔らかくなっていた球根も、水分を含んだためか、徐々にぎゅっとなってきています。こういうのを見るとうれしくなりますよね。
たくさん日光浴をさせてあげると、葉のドットが濃くなり、球根も黒っぽくシックな感じになるようです。冬型の場合だと、真夏の乾燥と高温は、とってもストレスになるので休眠してやり過ごすんでしょうが、夏型のケープバルブはどうなんでしょうかね。マクラータの育て方をインターネットで調べると、「夏の直射日光はNG」と書かれていることが多いです。
ちょっとこのへんは、様子をみながらという感じですが、どちらにしても日光にあてたほうが本来の姿を楽しめそうですね。
ケープバルブっぽい、ひょろひょろっとのびた花芽。つくしのような小花がかわいらしいです。分球しやすいのか、買った鉢には11個もありました(笑)新芽みたいなのもあります。
これで、3,850円(税込)。よいお買い物だったと思っているんですが、いかがでしょうか。
とりあえず、今の時期は屋外で管理してみます。とはいえ、もう結構日差しが強い日もあるので様子をみながらですね。球根にお水を溜め込むので、お水は切り気味でも大丈夫みたいです。やりすぎ注意ですね。
おわりに
今回購入したのは、佐賀県にあるこちらのお店です。
Aqwaaba Life&Style Instagram:AQWAABA (@aqwaaba_tosu)
※WEBサイトはないみたいです
住所:〒841-0037 佐賀県鳥栖市本町 2丁目1251番11号
電話:0942-85-9989
雑貨などもあつかっていて、なかなかよい雰囲気のお店でした。ハンギングされていた根茎性ベゴニア(原種っぽかった)がすごくよかった!葉がだいぶ落ちて寂しい感じになっているので、もう少し葉が増えたら売り出そうかなと、そんなことを仰っていました。いいなあ。欲しいなあ。
お店の写真、撮らせてもらえばよかったなー。また、3、4ヶ月後に行くと思うので、そのときにでも……。