見よう見まねで土をブレンドしてみたら楽しかった

私は個人で植物を楽しんでいるだけなので、そこまでいろいろとこだわっているわけではないんですが、寄植えとかおしゃれに飾るということをしない代わりに、プラポット(鉢)や土に興味があります。

最初はホームセンターで売っている「多肉・サボテンの土」的なものや、園芸ショップのオリジナルブレンド土を使っていたんですが、自分でも土をブレンドしてみたくなりました。土いじり、楽しいし。

そこで、今回、You Tubeで見つけた方のブレンドを参考に、自分でつくってみました。まだ成果のほどはわかりませんが、参考になれば幸いです。

いろいろ見て、調べてみたんですが、自分に合っているな、試してみたいなと思って参考にしたのは、このお二方です。

PortobelloMarket多肉チャンネルさん

多肉植物の土の選び方・作り方 いつも使っている土を紹介

タネから多肉さん

【多肉植物】多肉の土をブレンドします。

ブレンド土で使うのはこの6種

多肉植物に共通していえるのは、とにかく水はけがよい土を使うこと。というのは、耳タコかと思いますが、じゃあ実際どの土を使えばいいのか、どんな土が自分の環境に合っているのかはわかりません。

多肉用にブレンドする土6種

なので、これはいろいろと試して試行錯誤していくしかないんだろうなと思います。植え替えをしてみてわかったのは、鉢のなかの土って案外水分が残っているなということです。表面がどんなに乾いていても、鉢を持ったときに「ん?軽いな」と思っても、土は思っている以上に水分が残っていることを知りました。

多肉用にブレンドする土の配分

赤玉 硬質 小粒

赤玉土 小粒

赤土を乾燥させたもので、肥料成分を含んでいません。小粒のほかに、細粒(極小粒)、中粒、大粒にわけられます。粒が大きくなればなるほど水はけがよく(つまり水持ちが悪い)、小さくなるほど水はけが悪くなり、水持ちがよくなります。

赤玉土の小粒をスコップですくったところ

選ぶポイントは、硬質であることと、小粒であることです。赤玉土は使っているうちに、鉢の中で土にかわっていくので、寿命は1年~2年。土になってしまうと、水はけが悪くなるので注意。

鹿沼土 細粒

鹿沼土 細粒

鹿沼土は細かい孔がたくさん空いているので、通気性や保水性に富み、酸性なのが特長です。さまざまな粒の大きさが売られていて、大粒から中粒、小粒、細粒まであります。

鹿沼土 細粒をスコップですくったところ

より硬い「硬質鹿沼土」は粒が崩れにくいので長持ち!やや高価ですが、あまり植え替えをしない植物、成長の遅い観葉植物にはとてもおすすめです。

サンアンドホープ

ボラ土(日向土)細粒

ひゅうが土

硬いので崩れにくく、排水性が高い反面、保水力と保肥性に欠けます。赤玉土と組み合わせることで、根腐れのリスクを軽減してくれるので、多肉用の土として使われることが多いようですね。

ボラ土(日向土)細粒をスコップですくったところ

大粒、中粒は底石にも使えます。

ボラ土ともいいます

培養土

花と野菜の培養土の袋

野菜用、花用、植物用など、用途に合わせた培養土が売られていますが、私は「花と野菜の培養土」を使いました。ホームセンターで買ったものです。

花と野菜の培養土アップ

培養土は保水力が高いです。すでにいろんな土がブレンドされていて、肥料もはいっています。タネから多肉のミソップさんは、多肉を大きく育てたいので培養土を多めにしているそうです。

このままだと、木のチップや大きめの葉っぱがまざっているので、ふるいにかけて、ふかふかの状態にします。

ふるいにかける前の培養土

これ、すんごい気持ちいい!ずっと触っていたい……。ふるいは、もっと粗目でいいと思います。今度買い直さなきゃ。

ふるいにかけた培養土

バーミキュライト

バーミキュライトの袋

バーミキュライトは「苦土蛭石(くどひるいし)」と呼ばれる鉱物が原料です。主成分は、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム。なんかキラキラしているのは、元々の原料が鉱物だからなんですね。

バーミキュライトをスコップですくったところ

バーミキュライトは多層構造になっていて、隙間や孔がたくさん空いています。なので、水分や肥料を適度に保ちつつ、排水性もあるというすぐれもの。ほかの土と混ぜることによって保水性や排水性、保肥性を高めてくれます。

くん炭

くん炭の袋

稲を収穫した際にでるもみ殻をいぶし焼きにして炭化させたものです。炭なので腐ることがなく保肥性、排水性に優れ、他の用土に混ぜて使う、土壌改良資材です。

くん炭のアップ

また、雑菌抑制の効果もあるそうなので、ぜひ加えておきたい土ですね。微生物をつくってくれるので、土がフカフカになり通気性もよくなります。

あとは、スコップで混ぜていきます。たのしい~。

多肉用のブレンド土をつくったところ

まとめ

Portobelloさんも、タネから多肉さんも動画内で言われていましたが、どんな鉢を使っているか、どんな多肉に育てたいか(大きく育てたいとか)などでもブレンドする土の割合なども変わってくると思います。

オルトランDXは、植え替えのときに使っています。底石→ブレンド土→オルトランDX(パラパラ~)→ブレンド土って感じです。ただ、先日サボテン相談室さんのインスタライブで「アクタラ」という殺虫剤を使っているとお話しされていたので、買っておきたいな。

今回つくったブレンド土で、どんな感じに育っていくのか、ダニの被害はどうかなど、今後またお伝えしてければと思っています!

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