梅雨前くらいになると、ホームセンターや園芸ショップで見かけるようになる食虫植物。そんなに気になる存在ではなかったのですが、興味本位でモウセンゴケのカペンシス「アルバ」という品種の食虫植物を買いました。600円くらいだったかな。今ならまだ普及種がホームセンターなどでも手に入りますよ~。
モウセンゴケ(ドロセラ カペンシス)アルバ(白花)
ホームセンターで購入。葉柄の先の葉身に腺毛が密生してキラキラしています。腺毛の先端に粘液が分泌され、そこに虫がとまり、もがけばもがくほど、ベトベトで動けなくなるという仕組みです。よい位置に虫がとまると、およそ8時間くらいかけて、虫を葉っぱで巻き込んでいきます。
アルバといっても、真っ白ではなく、薄っすらピンクなんですよね。たぶん、新しく生えてきた葉は、きれいな白なんだと思います。うまく写真が撮れません(泣)マクロレンズ欲しいよー。
属名のドロセラ(Drosera)はラテン語で「露の多い」という意味で、腺毛から粘液を露のように出すことにちなんでいるそうです。しかし、うちのアルバは、この露の部分が小さいというか、弱々しいというか。元気にキラキラしているとはいえない状態です。日光不足だったんでしょうかね。
土から水苔に植え替えました。腰水にして基本、室内管理です。たまに日光浴させて様子をみてみます。
ネペンテス フーケリアナ
アルバを買って以降、特にハマることもなかったのですが、先日平田ナーセリー久留米店さんでみた、ネペンテス フーケリアナの姿にやられまして。連れて帰りました。ウツボカズラといったほうが、馴染みがあるかもしれません。
いやあ、かわいい。私が知っているネペンテスは、子どもの靴下みたいな長さで、赤かったり、そばかすがあったりして、どちらかというと、ちょっと気持ち悪い印象だったんですけど、この「フーケリアナ」は、フォルムが丸っこくてかわいい。通常、袋は緑色なんですが、フーケリアナのようにそばかすを持った品種もあります。
驚くことなかれ!この捕虫袋(捕虫器)、実は「葉」なんです。すごくないですか?なんでも、甘い匂いで虫を誘いこみ、袋の中に落ちた虫は這い上がってこれないのだとか。この袋の中には、水と消化液が入っていて、捕まえた虫を消化して自分の栄養にしちゃうという、なんとも奇っ怪な植物です。
植え替えるなら、6月~8月がよいらしいので、水苔に植え替えました。鉢から出しているときに、斜めに傾けたら袋の中から、消化液が漏れちゃいました。うっかりしていました。
根が繊細ということだったので、ものすごく丁寧にやったつもりです……。ある程度土を落とししたら、水で洗い、戻しておいた水苔で慎重に植えていきました。もう、ものすごく神経遣って疲れたよ……。
食虫植物は、捕虫した虫から栄養を摂取しますが、別に虫を食べなくても生きていけます。
肥料を与えると、植物が「栄養いっぱーい!虫捕まえなくていいじゃーん」となって、捕虫袋をつくらなくなるらしいです。たしかにそうですよね。他の食虫植物も、そんな感じなんでしょうかね。粘液を出さなくなるとか。
植え替え前、風で鉢が倒れてしまい、袋が破れてしまいました。これは自己修復しないんでしょうかね……。ごめんよ。
ネペンテスの札に記載されていた生産者さんを調べてみたら、なんと福岡県でした。
残念ながらオンラインショップは現在、運営されておらず、ハウスの見学や直売についての情報も記載がありません。ただ、アクセスマップなど、園の所在地は載っていたので今度、問い合わせてみようと思います。
Facebookには、サラセニアや、いろんな観葉植物の画像がアップされていたので、ハウスにはきっと見たことのないような植物がいるに違いない!行ってみたいなあ。
おわりに
まさか自分が食虫植物を買うとは思っていませんでした。まだまだわからないことだらけですが、育てながら試行錯誤していきたいと思います。