【保存版】湿気・劣化対策!カメラとフィルムの保管方法

梅雨の時期だけにかかわらず、カメラやレンズの保管には普段から気をつけておかないと、気がついたらカビが……。本当は防湿庫が一番いいんですが、お高いですし、置き場所にも困る……ということもあり、今回は別の方法をご紹介します。早め早めの対策が吉です。

密閉式のプラスチックケースが優秀

湿度計

ハクバのほうが少し安いのですが、スタックできるナカバヤシのケースが使いやすいです。湿度計もついているので、ある程度の目安になります。

このプラスチックケースの中に、乾燥剤を放り込んでおくだけ。最初、再利用できるタイプ(レンジでチンして復活するヤツ)を使っていたんですが、地味に手間でやめました。

今のところこの組み合わせで、カビが発生したことはありません。どちらにせよ、何もしないよりはよいです。

こちらは、レンズ類。ケースはダイソーで200円のものを使用しています。きっちり密閉できるし、半透明で中が見えるし、大きさもいろいろあります。

レンズの収納
ダイソー プラスチックコンテナ 200円

乾燥し過ぎにも注意!

カメラやレンズをどこにしまっていようが、空気の入れ替えと、定期的にさわってシャッターをきったり、レンズをクルクルしてみたりして動かすだけでも、カビやクモリを防げます。

逆に、乾燥しすぎると劣化を早めてしまう原因にもなるので、やはり、定期的にチェックもかねてさわってあげるのがよいです。

フィルムの保存は冷蔵庫で

フィルムは箱から出して、百均で購入したタッパーに並べて入れています。フィルムケースの蓋や外装などに、名称とISOを書いておくとわかりやすいです。

保存は、冷蔵庫の野菜室で。フィルムは生ものなので、ダメージを少しでも減らすために冷蔵庫で保存するようにしています。

最近ではフィルムもかなり高額になっているので、大切に保管して、使用期限内に使いきってしまいましょう!

フィルムをX線に通すと

上で「フィルムは生もの」と書きましたが、フィルムはかなりデリケートです。今はコロナ感染症の拡大で、飛行機に乗って遠出や海外に行く機会はそうそうないですが、空港でのX線チェック時に気をつけたいことがあります。

フィルムケースごと、ジップロックに入れます。海外の場合は目立つところに「Hand Inspection(ハンドインスペクション)」と書いておきます。

手荷物として機内に持ち込み、X線チェックの際には検査員の目と手で検査してもらうのが一番よい方法です。正直、これ以上確実なやり方を私は知りません。

海外であれば、「Hand Inspection Please」と伝えて、検査をお願いしましょう。まれに、お願いを聞いてくれないこともありますが、食い下がるか、諦めるか、そこはおまかせします。

食い下がった結果、30本ちかいフィルムをすべてフィルムケースから出して検査されたことがあります。このときは流石に乗り遅れるかとヒヤヒヤしました。

諦めた結果、ISO1600のフィルムが見事に感光していたこともあります。高感度フィルムは特に注意が必要です。

どちらにしても、手荷物扱いにしたほうが安心ですね。

まとめ

梅雨の時期が来る前に、防湿とカビ対策を万全にしておきましょう!ケースにもカビが発生するので、ときには風通しのよいところで陰干しするなどしておくといざ使うときにもスムーズです。

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