Search Console(サーチコンソール)は、ブログ運営においてSEOを強化するための強力なツールです。特に「検索パフォーマンス」のデータを活用することで、記事の改善ポイントを見つけ、効率的に順位を上げることができます。
この記事では、初心者の方でも実践できるサーチコンソールを使った記事メンテナンスの方法を、わかりやすく解説します。
1. Search Consoleの検索パフォーマンスを確認しよう
サーチコンソールを開いて「検索パフォーマンス」のレポートを表示します。
開いたら、以下の手順で進めましょう。
期間設定を「過去28日間」に変更
長期間のデータは精度が落ちるため、直近28日間のデータに絞りましょう。
「平均CTR」と「検索順位」を表示
チェックを入れると、検索キーワードごとのCTR(クリック率)や平均順位が見られるようになります。
有効にすると、以下のようにCTRと掲載順位が表示されます。(デフォルトではクリック数と表示回数だけ)
検索結果に表示された回数に対して、実際にクリックされた割合を示します。計算方法は「クリック数 ÷ 表示回数 × 100」で求められます。例えば、表示回数が100回でクリック数が10回ならCTRは10%です。この数値が高いほど、タイトルやメタディスクリプションがユーザーに魅力的で、クリックされやすいことを意味します。
データを表示回数で並び替え
表示回数が多い順に並べ替えることで、どのキーワードが検索されているかを把握できます。
2. 上位表示を狙うべきキーワードを見つける方法
並び替えたデータを使って、次の条件に当てはまるキーワードを探しましょう。
- 検索順位が10~20位前後
すでにある程度Googleに評価されているため、少しの改善で1ページ目に表示される可能性があります。 - 表示回数が多いキーワード
検索需要が高く、上位表示されればアクセスが増える可能性が大きいです。
一方で、80位以下のビッグキーワードは競合が多く、上位表示には時間と労力がかかるため、初心者には不向きです。まずは成果が出やすい10~20位のキーワードに注力しましょう。
3. 記事を改善する具体的な手順
見つけたキーワードをもとに、該当する記事を以下の部分をメンテナンスします。個人的には「内部リンクの強化」はかなり効果があると感じています。
ただし、もともとの記事が薄っぺらいと意味がないので、結局は1~4すべてを読者目線で丁寧にやっていくことが一番の近道です。
1. リライト・追記
- キーワードを意識した内容の追加や、最新情報の追記を行います。
- 読者にとって有益な情報を増やすことで、SEO評価が向上します。
2. 画像やイラストの充実
視覚的にわかりやすい画像や図解を追加しましょう。これにより、ユーザーの滞在時間を伸ばせます。自分で制作した動画がある場合はそれを記事内で紹介したり、貼っておくのも有効です。
挿入した画像にはAlt属性(代替テキスト)を設定しておくことをおすすめします。地味にSEO効果ありますよ。
3. 内部リンクの強化
関連する記事へのリンクを追加し、サイト全体の構造を強化します。これにより、クローラーの巡回効率が上がります。
4. タイトルと説明文の見直し
タイトルに検索キーワードを含め、クリックしたくなる表現を工夫します。あまり神経質になる必要はないですが、できれば30文字前後になるようにするのがおすすめです。
説明文(メタディスクリプション)は、検索結果で目を引く内容を心がけましょう。タイトル同様、ユーザーが記事を読むかどうか決める要素のひとつです。
表示文字数の目安
- パソコン:90〜120文字程度
- スマートフォン:70文字程度
4. 定期的なメンテナンスで順位を安定させる
記事の改善は一度やって終わりではありません。定期的にサーチコンソールを確認し、新しいデータに基づいてリライトを繰り返すことで、SEO効果を持続的に高めることができます。
注意点
Googleのアルゴリズム更新(アプデ)により、順位が変動することもありますが、基本的なメンテナンスを続けることで大きな影響を抑えられます。
効果的なリライト方法まとめ
サーチコンソールを活用した記事の改善は、SEO初心者にとっても取り組みやすい方法です。
「なんだかこの記事しっくりこない」とか「情報を詰め込んだから大丈夫だろう」ではなく、数字をもとに改善していくので効率的ですし、どの記事から手をつければいいかわからない……ってなることもありません。
「表示回数が多く検索順位が10~20位のキーワード」に注目し、効率的なリライトやメンテナンスを行うことで、ブログへのアクセスを増やすことができます。ぜひ今回紹介した方法を実践し、成果を実感してくださいね!