【レンズ】Voigtlander Ultron 42mm F2 SLの半端ない描写力

今回紹介するレンズは、Voigtlander(フォクトレンダー)Ultron(ウルトロン)42mm F2 SLです。メタリックなつくりが美しくて、シルバーリムのオールド感漂うデザインは、持っているだけでアガります。本当です。

レンズ構成は変形ダブルガウスになっていて、両面非球面(光学レンズの厚みを薄くできる)レンズと超高屈折率ガラスを組み合わせた5群6枚です。これによって、明るさと薄さを同時に実現しています。

球面レンズだと、光の焦点が2つあってその2点の差が「球面収差」と呼ばれます。それが非球面レンズだと、光が一箇所に集まるんですね。なので、非球面にすることで、光の透過率の向上や光学レンズの厚みを薄くできるなどの効果があります。

夏の昼下がり。窓からの自然光のみで撮影しました。髪の毛やシーツの繊細さや、やわらかさなどの質感描写が抜群にすばらしいです。

癖のないボケが好印象。被写体が浮き上がって見えます。まるで3D!

フォーカスリングは、滑らかというか、ヌルっと動きます(笑)いい感じのマニュアル操作感を味わえると思います。

このしっとりとした色のりとコントラストが好き。

標準レンズよりも少し広角(準広角)なので、スナップにもおすすめしたいレンズです。

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