「写真と漫画 広島でものをつくるということ」に参加してきました(西島大介さん多め)

※ この記事は2018年7月の投稿をリライトしたものです

写真と漫画 広島でものをつくるということ」に参加してきました。

お二人の話しが、ほんと面白くて(笑えるという意味以外でも)、あっという間の2時間でした。絵師を目指している小3の娘は少々退屈していましたが、それでも、”本物に触れる”という経験は無駄じゃない!と思いたい(苦笑)

藤岡亜弥さんと西島大介さんのこと

簡単で申し訳ないのですが、お二人のご紹介を。

写真家の藤岡亜弥さんについては、こちらの記事で紹介しています。

西島大介さん(漫画家)

実は、このトークイベントのことを知るまで、西島さんのことを存じ上げず……。

2004年に『凹村戦争』で漫画家デビュー。『SFマガジン』『ファウスト』など、サブカル系の文芸誌を仕事の舞台にしている。現在は、2015年3月に公開した映画『世界の終わりのいずこねこ』の共同脚本を手がけ、自らの手でコミカライズした同名作『世界の終わりのいずこねこ』がwebマガジン「ぽこぽこ」にて連載された。また、DJまほうつかい名義で、エレクトロニカの楽曲を発表、姫乃たまとのユニットひめとまほうとしても活動している。

あと、最近では読売テレビ(ytv)の開局60年を記念したキャラクター、忍者のシノビーとその相棒・忍犬ニン丸をデザインされたことで話題に。か、かわいい。(特別にクリアファイル、もらっちゃいました!)

読売テレビ シノビーとその相棒・忍犬ニン丸のクリアファイル

という、イラストレーターでもあり、ライターや映像関係のお仕事をされていたようでとにかく多才でいらっしゃる。

音楽好きの私としては、漫画家としての西島さんよりも、DJまほうつかいとしての西島さんが気になってしまった(苦笑)

だって、Rephlex Recordsの音源収集が趣味ときたもんで。エイフェックス・ツインが好きであろうことは容易に想像できる。

「写真家になるつもりじゃなかった」

木村伊兵衛写真賞を受賞した「川はゆく」をスライドショーで見ながら、お話しを聞いていると、あらためて写真との向き合い方や、写真を撮るということの意味を考えさせられた。

写真家になるつもりじゃなかったっていうのも驚きだったし、(写真についてあまり勉強していない、というのも含め)写真集への批判的な意見もあったということも聞いて、厳しく、難しい仕事だなとつくづく感じた。

藤岡亜弥 (著)

また、西島さんの「文章だと角が立つようなことも、絵(漫画)だと伝えやすくなる、角を立てずに世に出せるって思った」みたいなことを言われいて、ものすごく納得した。

最後の質疑応答で、質問もできたし、サインもいただき、写真も撮っていただいたので、これで1000円とか、ほんと泣けてくる。

写真家藤岡亜弥さんのサイン
西島大介さんのサイン

サインをいただきたい!ってのもあり、今回のトークイベントで「ディエンビエンフー」の1巻を買ってみました。

舞台は1960年代のベトナム。ベトナム戦争中において、従軍カメラマンと少女(ゲリラ)の出会いと恋愛を描いた物語。

かわいらしい絵なんですが、戦争の話しなのでグロシーンあります。でも、それが独特の世界観を創り出しているというね。「小3だと内容的にまだ早いと思います(苦笑)」とのこと。

そして私はこの1巻で、見事、ディエンビエンフーにハマったわけで。ええと、具体的にはこのシーンにハートを撃ち抜かれました。

絵と内容のギャップに困惑しつつも、軽やかにすすんでいくお話しと、日常的な狂気になんともいえない気持ちになる。

今回のトークイベント、ほんと行ってよかった。また一つ自分の中で、何かが弾けた気がします。

※ この記事は2018年7月の投稿をリライトしたものです

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