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室内で楽しめるお花といえば、セントポーリアではないかと思います。とくに、ミニ種やマイクロミニ種だと、コンパクトなので置き場所にも困りません。
とまあ、そんな感じで紹介してあったので、ちょっと手を出してみたら……これがとんでもない代物でした。この記事では、セントポーリアの特長や植え替えについて書いていきます。
セントポーリアのおさらい
たしかに、室内育成で、十分お花を咲かせてくれますし、むしろ、直射日光に当ててしまうと弱ってしまうというお花です。
私は、薄暗い玄関に置いて育てていました。ただし、玄関なので人の出入りがあるということで、風通しは結構よかったと思います。
そう、室内でも育てることは可能なんですが……。デメリットもいろいろとありまして。そのあたり、解説しつつ植え替えと用土についても書いていきます。
植え替えは初挑戦ですし、セントポーリアに関してはド素人なので温かい目で読んでやってください。
セントポーリアは神経質
日光がなくても、かわいらしいお花もちゃんと咲かせてくれるセントポーリアですが、育てるうえで、いくつか注意点もあります。
- とにかく水はけのよい用土を使う
- 葉に水をかけない
- 水は室温くらいであげる(冷たい水は苦手)
- 3ヶ月~4ヶ月に一度は植え替える
- お花が枯れたらすぐに摘み取る
- 酸性を嫌う
他の植物にもあてはまる部分があるかと思いますが、これだけ手がかかるのだから、園芸ショップでもなかなか置いていないはずです。まず、葉に水をかけるのがNGな時点で、管理が面倒ですもんね(苦笑)
私は平田ナーセリー久留米店で、この2つを買いましたが、水が葉にかかるのを防ぐためにか、底面給水仕様のプラスチック鉢になっていました。たぶん、このサイズはマイクロミニ種なんでしょうかね。
この鉢、ちょっと見た目は安っぽいんですが、セントポーリア初心者にはありがたい構造です。植物が必要な分だけ水分を吸収してくれるので、あげすぎることがありません。ただし、鉢に残った水はそのままにせず、必ず捨てるようにしましょう。
育成の適温は、人間が快適だなと感じるくらいだそうです。暑いのは苦手みたいなので、夏は風通しは肝になりそう。
セントポーリアを植え替える
では、さっそく植え替えていきます!
セントポーリア培養土を使う
よくある「お花と野菜の土」みたいなものではなく、セントポーリア専用の用土を購入してみました。このメーカーの用土を選んだ理由は、ピートモスが使われていないからです。
ほとんどのピートモスはpH調整がされていないので、酸性に傾いています。セントポーリアは酸性をきらうので、調整がされているかどうかわからないピートモスが使用されている用土は避けたかったのです。
バーミキュライト、パーライト(真珠岩のほう)、軽石、牛ふんたい肥、くん炭のブレンドになります。
専用培養土にパーライトとミリオンAを混ぜる
調べて悩んだすえ、この専用培養土に、水はけのよい黒曜石パーライト、ミリオンAを使うことにしました。黒曜石のパーライトは、ホームセンターには置いてなくてネットショップで購入しました。
なぜ、黒曜石パーライトにしたかというと、専用培養土の中に、真珠岩パーライトが入っていたからです。
真珠岩パーライトは、保水性があり、黒曜石パーライトは排水性に優れているのが特長。ほぼ中性で、pHに大きな影響を与えないので、気難しいセントポーリアにはもちろん、いろんな植物に使えます。
真珠岩や黒曜石じゃなくても、パーライト自体、自然由来の材料なので無菌で、病気や害虫のリスクがないし、さらに無機質なので分解されることなく、長期間にわたって効果を発揮するというスグレモノ。根腐れも防いでくれる効果があるんです。
画像のパーライトは小粒になります。ショップによっては、粒の大きさを選べるので、鉢底に使うときと、用土に混ぜるときと、粒の大きさを使い分けるとよいかと思います。
こちらのショップで購入したのですが、取り扱いがなくいなっていたのでAmazonの商品をピックアップしておきますね!
こちらはミリオンAです。ミリオンとミリオンAがあるんですけど、お安いミリオンは粉状なので、鉢底に使うのであれば、ブロック状のミリオンAをオススメします。
肥料は花つきがよくなり、葉の艶?やハリがよくなるという噂の「バットグアノ」を使って見たかったんですが、専用用土に牛ふんたい肥がすでに入っているので、今回はやめておきます。
セントポーリアの植え替え
では、今度こそ本当に植え替えていきます!用土は乾いているほうが、土を取りやすいです。これはどの植物でも同じですかね。
鉢から出してみたら、こちらは案外根っこが短めだったので、このまま植え替えます。葉がすごく元気だったので、この根の状態は意外でした。
こちらの斑入りみたいなほうは、根が結構のびていました。危なかった……。このままだと、鉢の中ですぐに根がまわってしまうので思い切ってカットしちゃいます。
長くのびている部分はカット!
根をできるだけ傷めないよう、もともとの用土をやさしく取り除いていきます。
そのとき、ついでに枯れている葉や弱っている茎も取っておきます。今回は葉挿し用に、下葉を結構取りました。一回りくらい小さくなったかも(苦笑)これだけでもかわいいですね。
茎をとった部分は、爪で少しかいて茎になる部分を残さないようにしました。でないと、また同じところから根が生えてくるので、少し厄介なことになります。
6センチのスリット鉢に、黒曜石パーライトを底が隠れるくらいに入れます。上で書いたように、黒曜石パーライトは多孔性で水はけがよいので、根腐れ防止には最適です。
そこへ、天然の珪酸塩白土を砕いた、ミリオンAを少し入れておきます。ミリオンAには、水を浄化して清潔にする効果があります。同時に、黒曜石パーライトがすごく軽いので、だんだん浮いてくるのを防いで重しの役割もしてくれるんじゃないかと。
専用培養土を少しいれてから、セントポーリアを植え付けていきます。
葉が生長してきたときに整えやすいので、気持ち深植えにしておくといいようです。トントンしながら、できるだけ真ん中になるように、下まで用土がはいっていくようにしましょう。
もとの鉢に戻しました。
お水は温めを与えます。
冷たいと給水に時間がかかりますし、セントポーリアは冷たいお水がお好きじゃないようです。
マイクロミニ種のセントポーリアの植え替えまとめ
室内の明かりだけで育てることができるうえ、きちんと管理してあげれば、一年中かわいらしいお花を楽しめるセントポーリア。気を遣うことも多くありますが、これも慣れなんでしょう。葉物だけではなく、部屋にお花があると、やっぱり気持ち的にも違います。
玄関に置いているんだけど、母親にも家に来たひとにも「かわいいね~!」と好評でした!
手がかかる子ほどかわいいといいますが、セントポーリアはまさにそういう植物なのかもしれませんね。面倒くさいことも多々ありますが、元気に育ってくれるとうれしいですし、お花を咲かせてくれると、これまたなんともいえない気持ちになりますよね。
次回の記事では、セントポーリアの葉挿しについて書いていきますので、引き続き読んでいただけるとうれしいです。