コメリに行くたびに、気になっていたデカリー。売れることもなく、だからと言って値段が下がることもなく。とうとう痺れを切らし、購入しました。育て方を調べていたところ、デカリーにはとんでもない秘密があることを発見。
絶命の危機!CITES1指定種のデカリー
和名は「ちび花きりん」。この名前で売られているのを見たことがありませんが、名前とは裏腹に、見た目はかなり個性的。硬質の葉は縮れて黒っぽく(寒くなると黒っぽくなるようです)、枝はなんだかゴツゴツザラザラしていて、グレー。「ちび」のかけらもありません。
このデカリーですが、マダガスカルとその周辺にのみ自生する希少種なんです。現在はCITES1に指定されていて、商業目的の国際取引は禁止されています。
おそらく今、ホームセンターなどで出回っている1,000円ほどで手に入る株は、ワシントン条約で取引が規制される前に、日本へ輸出された株から枝挿し苗で増やされた個体か、そこから種を採取して育てた実生株ではないかと思われます。
どちらにしても、原産地のマダガスカルでは、絶命の危機に瀕していることにはかわりなく、なかなかレアな植物だと思います。というのも、見た目がこんなで地味だし、一見すると「枯れてるじゃん!」ってなりますから(苦笑)栽培する生産者さんが少ないのではないかと想像します。値段が下がらないのも頷けるますね。
植え替えのために、鉢から出してみたら、根っこがものすごいことに(笑)
めちゃくちゃ張ってました。絡みに絡んでまるで迷路。
ほぐしてあげていたら、根っこが少し傷ついてしまい、例の白い液体が出てしまいました。かわいそうなことをしちゃいました……。ユーフォルビアの白い液は、かぶれることがあるので触らないように気をつけてくださいね。
植え替え完了!横に広がるように枝をのばして生長します。かっこいいですよね。もうひと鉢買ってこようかな~。コメリにまだたくさんあったので。
白いシンプルな鉢に植え替えてあげたら、すごく映えそうな感じです。
で、後日、もうひと鉢買ってきました(笑)まったく売れる気配がないので、いつでもよかったんですけどね。デカリーが欲しいなと思った方は、筑後のコメリパワーへどうぞ。(回し者ではありません)まだ、あと4、5鉢はありましたよ!